ひときわこだわった海老天は、ベトナムのマングローブ地帯でのびのびと健康に育った大ぶりの無添加ブラックタイガーを使用。弾力、旨み、食べごたえが最も感じられるよう、包丁の入れ方や伸ばし方にまで工夫を凝らしました。衣はできる限り薄付けに。海老本来の味をお愉しみいただけます。自信作をたっぷり味わっていただきたくて、海老天は2尾ご用意しました。

※より自然な環境で育てた「粗放養殖」の海老は、管理養殖よりも手間とコストがかかりますが、健康で身が引き締まり旨みも高い高級食材です。

本場オホーツク海で水揚げされた刺身用のホタテを天ぷらにしました。ひもを外し貝柱だけにすることで、舌触りの良いふんわりと柔らかな食感に仕上げています。肉厚の貝柱はサクサクした衣との相性も抜群です。ひと口では食べきれない大きさと口いっぱいに広がる海の恵みをご堪能ください。

天ぷらやフライの食材としてよく使われる「アメリカオオアカイカ」に対して、今回使用している青森産「ムラサキイカ」は通称「本チャン」と呼ばれ、漁獲量が少なく希少な品種。酸味やえぐみがアメリカオオアカイカに比べて非常に少なく、旨みの元となるアミノ酸を豊富に含んでいます。酸味抜きや保水といった加工を一切行わない無添加の甘さ、さっくりとかみ切れる柔らかさをお愉しみください。

サツマイモの天ぷらのイメージをくつがえす、しっとりとしたなめらかさ。スイーツのような上品な甘さ。皮残りのしない口当たり。香川発のブランドサツマイモ「夢の芋」を天ぷらにしました。美味しさの秘密は独自の熟成方法。収穫後すぐに出荷せず、温度・湿度を管理した貯蔵庫で1カ月以上寝かせ、旨みを最大限に引き出しています。

※「夢の芋」の品種は紅はるか。香川のサツマイモ農家・さんわ農夢様が土作りから開発した、人気のブランドサツマイモです。

箸休めのような存在ではなく、野菜の旨みと食べごたえをしっかりと感じていただけるシシトウを。そんな想いで、市場には出回らない大きなサイズのシシトウを天ぷらにしました。シシトウのサイズの違いは、品種ではなく畑で育てる時間の長さ。高知の指定農家に依頼し、従来のものよりも長く育てたものを仕入れています。

「特撰天丼 たまて箱」のナスは香川の指定農家から仕入れています。穏やかな気候で風が弱く日照時間の長い香川は、風に非常に弱いナスにとって最適の環境。ストレスなく育ち、味が乗ったジューシーなナスを天ぷらにし、素材の美味しさをとじこめました。

たれは、商品開発で最もこだわったものの一つです。代表・合田の経験と舌を頼りに、幾度となく試作を繰り返して完成しました。材料となる醤油は、国産大豆を伝統的桶仕込みで醸造した小豆島の「正金醤油」。みりんは、そのまま飲んでも美味しいと言われる最高級「三河みりん」。この2つを軸に、だし感、甘さ、具やご飯への絡み方、たれの量までを徹底研究し、天丼にしたときに一番美味しく感じられるたれを目指しました。カドがなく、だしの旨みと上品な甘さが特徴です。

天ぷら粉には、小麦を磨いて残る中心部分27％のみを使った「特等粉」を使用。特等粉はきめが細かく風味が良いため一般的には洋菓子で使われますが、それを天ぷら用に独自配合しました。低タンパクで油切れが良いため、しつこくなく軽い口当たり。時間がたってもサクッとした食感が残ります。たれ同様、天丼にしたときのバランスを考えて開発しています。